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ハダノコト

アトピー湿疹・かゆみのメカニズムを検証!夏の対策は?

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アトピー性皮膚炎において、夏に一番辛いのはかゆみ症状です。アトピー性皮膚炎の方にとって、夏は正念場でしょう。
日本の夏は湿度が高いので、乾燥によるダメージからは多少逃れられますが、汗をかくことで尋常じゃないほどのかゆみに襲われます。
どのようにして、夏場の辛い「湿疹」と「かゆみ」を乗り越えていけばよいのでしょうか。
アトピー性皮膚炎の湿疹の特徴やかゆみの仕組みについてまとめながら、その対策方法をご紹介していきます。

アトピーの湿疹が夏に悪化しやすい理由

かゆみでストレスのたまった女性

夏になると、毎年肌がかゆくて、夜も眠れない・・・
なぜか顔が真っ赤に腫れてしまった・・・

アトピーの方で、夏になるとこのような症状に悩まされているという方も多いのではないでしょうか?

アトピー肌の方は、普通肌に比べて、肌状態が敏感です。それは、肌のバリア機能が正常に働いていないためです。
夏場は、紫外線が強く、また汗をかきやすい季節でもあるため、アトピーにとっては刺激となりやすい季節です。
汗や紫外線が刺激となり、湿疹やかゆみ症状が悪化してしまうことがあります。

このようなかゆみや湿疹症状は放置しておくと、さらに肌状態を悪くしてしまいます。
まずはかゆみや湿疹のメカニズムを理解し、正しい対処法を行なっていきましょう。

なぜアトピー性皮膚炎の湿疹はゴワゴワして、ポロポロとはがれ落ちるの?

まぶたの痒みに悩む女性

アトピー性皮膚炎の湿疹は特徴的です。赤いポツポツした湿疹というより、薄い皮膚が何層にも重なってゴワゴワしている湿疹です。その層はパリパリと鱗のようにはがれ落ちたり(落屑:らくせつ)、透明もしくは黄色い体液が出てきたりします。出やすい場所は「関節」です。

アトピー性皮膚炎の皮膚を観察していたらわかるのですが、何度も何度も搔き壊して傷になっても、浸出液が出ることによって薄い皮膚がすぐに形成されます。またアトピーの肌は、鱗のように何層にも重なってぽろぽろはがれ落ちます。なぜでしょうか?

身体というものは、私たちが思っている以上に素晴らしい自浄能力を持っていて、病気になると自分の力で治そうと働き始めます。
傷になることにより、通常より激しく細胞分裂を繰り返し、体内の炎症によって生成された老廃物やずっと出し切れなかった毒素をできるだけ早く出そうとするのです。

デトックスするために薄い皮膚をどんどん皮膚を形成していきます。それが層になると、自然とゴワついて厚くなり、鱗のようにぽろぽろはがれてくるというメカニズムです。

参考記事:アトピーのリンパ液(浸出液)を止めるには?

なぜアトピーの湿疹は関節に出やすいの?

では、なぜアトピー性皮膚炎は関節に出やすいのでしょうか?関節は、身体の「曲がる部分」「接続部分」です。
曲がる部分や接続部分というのは、物理的にいろいろなものが堆積・蓄積しやすい部分となります。川や水道管を想像してみてください。

川はくねくねと蛇行した部分に砂が堆積しやすいでしょう。水道管も接続部分に汚れや澱が溜まりやすいものです。身体も同様に、曲がっている「関節部分」に毒素や老廃物が溜まりやすくなるのです。関節部分に湿疹が出やすいのはこのような理由からです。

また、関節周辺にはリンパ節が集まっています。リンパ節は、体内に入ってきた異物をせき止めたり、炎症を抑制するための免疫機能が働くところです。その場所に湿疹が起こることは何の不思議もないでしょう。

アトピー性皮膚炎の初期の頃は、主に、関節に湿疹が出ることが多いと思われます。
全身に広がる前に、早めの対応をしておくことをおすすめます。

 

つらい「かゆみ」のメカニズム

腸内環境を整える意味を案内する女性

次に「かゆみ」という生理現象について検証してみましょう。
かゆみは、中医学でいう「気血水」が滞っている部分に起こります。気血水とは、身体の気や血、リンパなどの体液全般のことをさします。先ほども述べましたが、アトピー性皮膚炎は全身で炎症が起こっている状態で、老廃物が溜まって血液が汚れている状態です。

免疫を高めようと頑張っている状態ですから、血液の流れはもちろん、リンパ液の流れも滞っています。掻いて皮膚に圧力をかけることで、滞っている血液やリンパを流したがっているのです。
掻いて自分自身を傷をつけることで、その汚れた血液やリンパ液などの体液を排出しようとしているのです。これにより、かゆみとは「滞っている部分をスムーズに流したい」という身体の生理現象・無意識的な欲求であることがわかります。

自然療法や食事療法などでアトピーを治したいと思っている方は「かゆい部分を掻くということは、いたってナチュラルな衝動である」と捉え、掻くことを肯定するべきなのでしょう。

根本的にアトピーを治したいと考えているならば、薬でかゆみを止めたり、炎症を抑えたりすることは、アトピー性皮膚炎の根本的な治療にはつながらないのです。残念ながら「対処療法」でしかありません。

本来、身体の自浄作用だけを考えると、湿疹はどんどん搔き壊していった方がいいのです。出てくる体液も身体が毒素を排出しようとしている証と思って、掻いたら傷口を優しく洗い流し、その度に保湿剤を塗ってケアしましょう。
あまりにも体液が出てくる場合は、綿などの優しい衣類を着て、体液を吸ってもらいます。衣類は定期的に取り替えることが必要かと思います。

アトピーを自己治癒力だけで治すとなると、正直苦しく、かなり手間も時間もお金もかかることは事実です。
できるだけ家族や周りの人々の援助を受けながら、焦らず身体と向き合っていくことが重要になってくるでしょう。身体の再生機能とは本当に素晴らしく、皮膚細胞は何度でも再生してくれます。その素晴らしさを感じながら、焦らず、淡々と身体を愛してあげましょう。

 

重度のアトピーの方が決断を迫られる「分かれ道」、ステロイドの使用について

とはいっても、かゆみや痛みは、筆舌に尽くしがたいほど苦しいものです。
「掻いた方が身体にはいい」とは言え、掻いた後は痛くてしょうがありませんし、出る体液が固まり、身体が動かしづらくもなります。
このポイントでステロイドを使用するか、ステロイドを使用せず自然療法や食事療法で治すか、アトピー性皮膚炎の方は選択に苦しみます。

ステロイドを使用する方はステロイドを塗布することで、簡単に夏場のかゆみは緩和できるでしょう。症状が軽い方や免疫が弱っている時に時々発疹するような場合であれば、ステロイドを使用しているうちに気付いたら治っていたということもあります。

しかし、重度のアトピー性皮膚炎の場合は、ステロイドなどの外用薬・かゆみ止めなどの内服薬だけに頼り、長期で使用すると、薬無しでは生きていけなくなる可能性が高くなるでしょう。長期で使用すればするほど、薬は効かなくなり、量も増えていくでしょう。薬は長年使い過ぎると内臓に蓄積し、体毒となってしまいます。

ステロイドを使用しないで治そうと決断した方には、かゆみと痛みという肉体的・精神的ストレスに犯される辛い時期を乗り越えなければいけない時期がやってきます…重度のアトピーの場合は、できることなら、最低1~2年は仕事を休むなどして外的ストレスから一旦離れ、自然療法や食事療法などを通してデトックス・体質改善を図れるようにしましょう。経済的施策も練るべきです。

 

夏場の湿疹やかゆみ症状の悪化を防ぐには?

汗や紫外線対策をしっかりと行う

汗をかく夏

アトピーにとって、夏場は汗や紫外線による刺激を受けやすい季節です。
汗をかいたらなるべくこまめにふき取るようにするといいです。その際、肌をゴシゴシこすらないよう、やさしくハンカチで拭うようにしましょう。
また、紫外線については、日焼け止めでしっかりと対策をすることが大切です。アトピー向けの日焼け止めや飲むタイプの日焼け止めがおすすめです。
紫外線は目からも入ってくると言われていますので、飲むタイプの日焼け止めと合わせてサングラスでも予防するといいでしょう。

 

参考記事:アトピー肌でも使える日焼け止めとは?飲むタイプがおすすめ!【ベスト3】

夏場、アトピーの湿疹を守るには「さっぱりとした使用感のジェル」がオススメ

保湿成分で潤う肌

夏場の湿疹は、「ジェル」で保湿してあげることをおすすめします。
遠慮なくたっぷり使用できるような「大容量」で、保湿も行なえるけどさっぱりとした使用感の「ジェル」でケアしましょう。敏感になっている肌を守るために、いつでもどこでも保湿できるように持ち歩いてください。

お風呂からあがった後も、肌の水分をタオルで取って、できるだけすぐに塗りましょう。アトピー肌の場合、お風呂に入っている間はかゆみがありませんが、お風呂から上がって水分が蒸発し始めたとき、尋常ではないかゆみに襲われます。皮膚の水分が蒸発する前にたっぷりと塗りましょう。

またお風呂では、綿などの天然素材のタオルで湿疹部分を、優しくなでるようにゴワゴワした角質を除去しましょう。そうすることで、新しい皮膚が再生されやすくなります。しかし、こすり過ぎには注意が必要です。
お風呂の水で潤って柔らかくなった時に、表面のゴワゴワした皮膚だけを優しく除去しましょう。必要であれば、ジェルを塗った後に保湿クリームを塗ることもおすすめです。

参考記事:アトピー肌におすすめの保湿クリームランキング

夏の湿疹やかゆみはオイルマッサージでかゆみを軽減できる!「3つの素晴らしい効果」

オイルマッサージも湿疹・かゆみ対策におすすめです。
オイルを塗布することで、湿疹を保湿し、乾燥から守ることができます。また、マッサージを行なうことで、血液・リンパの滞りがスムーズに流れ、かゆみや炎症から起こるむくみが軽減されます。
他にも、皮膚に優しく触れてもらうことで、リラックス効果を生み、自律神経系やホルモンバランスが整います。アトピー性皮膚炎の方は肉体的ストレスだけでなく、「湿疹を見られたくない」「掻いているところを見られたくない」などの精神的ストレスも抱え込みがち。

ストレスを抱え、交感神経が優位になるとかゆみが増しますから、副交感神経を優位に働かせるためにオイルマッサージを活用して、できるだけリラックスした精神状態を保ちましょう。
香りに抵抗が無ければ、刺激の少ないラベンダーかティーツリーのエッセンシャルオイルをマッサージオイルにごく微量垂らすのもおすすめです。さらにリラックス効果が高まるでしょう。

 

紫外線対策や汗をきれいに流すことも忘れずに

夏は汗をかいたり、紫外線を浴びたりと、刺激を受けやすい季節です。アトピーの方は肌状態がとても敏感ですから、このような外部からの刺激からなるべく肌を守ってあげることが大切です。
夏場は特にかゆみが治まらないことがありますので、掻く前、もしくは掻いた後は身体をジェル保湿してあげましょう。
マッサージは、かゆみを非常に楽にしてくれます。お子さんがアトピーの場合、お母さんがマッサージしてあげるとスキンシップにもなりますし喜ぶでしょう。
「毎晩かゆくて眠れない子にマッサージをしてあげると、安心してぐっすり寝てしまう」という話はよく聞きます。アトピーの根本治療を目指すには数年かかることを念頭において、できるだけ心地いい時間を過ごせるように工夫しましょう。

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