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ハダノコト

妊娠中にアトピー症状が悪化!その原因と対策は?

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妊娠中でアトピーの症状が元々ある方は、アトピーが悪化する事があります。悪化する原因や注意すべき点などについて、お話していきましょう。

妊娠中にアトピー症状が悪化する原因とは

妊娠中は体質の変化ホルモンバランスの乱れによって肌トラブルが起こりやすく、妊娠中の皮膚トラブルで最も起こりやすいのが「妊娠性痒疹(にんしんせいようしん)」という妊娠中期から後期にかけて起こる皮膚の疾患です。妊娠中の女性の約2%程の方が発症すると言われています。

腕や足、お腹周り、背中や胸などに発疹が出来、かゆみを伴う疾患ですが、これを発症する事によって、アトピーが悪化する事があります。

また、妊娠したからといって、普段からアトピーの薬を服用していた方が自己判断で薬を中止し、アトピーが悪化するケースもあります。妊娠中にも使える薬がありますので、必ず医師と相談するようにしましょう。

その他にも、妊娠中のストレスによってもアトピーが悪化する事例も報告されていたり、元々アトピーではなかった方も妊娠することで、体質が変わりアトピーを発症する場合もあります。

妊娠中に悪化しやすい症状

妊娠中に悪化しやすいのは、かゆみや乾燥です。元々かゆかった部分が悪化したり、時にかゆみの場所が広がったりすることもあります。また、体質の変化によって肌が乾燥肌になったりする事から、アトピー症状の出ている部分の皮膚が乾燥でガサガサになることもあります。

かゆくて眠れないほど辛いときは、逆にストレスになり、症状が更に悪化したり、お腹の中の赤ちゃんにも影響を及ぼしかねませんので、我慢しすぎないようにしましょう。

妊娠初期において出やすい症状としては肌の乾燥、かゆみ、発疹などです。
ホルモンバランスの変化や妊娠によるストレスに加えて、妊娠中のつわりが酷い方に関しては食事が偏りがちになることから、必要な栄養素が十分に補えず、症状が出たり悪化する場合があります。

妊娠中はなるべくストレスを抱えないようにすることが大切です。

アトピーの妊娠中の症状の悪化は産後に落ち着く?

まぶたの痒みに悩む女性

妊娠中の方が心配されるのは、悪化した場合のアトピーが産後に落ち着くのかという点ではないでしょうか。結果的には症状が落ち着く方の方が、ほとんどです。

まれに妊娠して、元々アトピーだった方が症状が緩和したというお話もあるようですが、出産と共にアトピーが再発した・・ということもあるようです。
また出産後にも症状が続く方も中にはいらっしゃるようですので、劇的にアトピーの症状が緩和するという事はどちらにしてもないでしょう。
かゆみ、乾燥などの気になる症状が継続して起こる場合にはかかりつけの産婦人科医、もしくは皮膚科医に相談するようにしましょう。

妊婦のアトピーは遺伝する?

妊娠中にアトピーを発症した方、元々アトピー体質の方が心配するのは、お腹の中の赤ちゃんにアトピーが遺伝するのかについてでしょう。

アトピーというのは元々アレルギーの病気の一種です。生まれてくる子供の両親のどちらかがアトピーの場合にはアトピーを発症するケースが多いとされていますが、確率的には両親のどちらかがアトピーだと約30%、両親ともにアトピーの場合は約50%の確率遺伝するとされています。

また両親ともにアトピーのない場合にでも、日本人の約10%がアトピーになる素質を持っているという報告がありますので、元々アトピーでなくても、アトピーを発症する可能性はあるということが言えます。

参考記事:アトピーが遺伝する確率は30%!効果的な予防対策とは?

アトピーの人が妊娠中に注意しなければならないこと

妊娠中のアトピー体質の方が、症状を悪化させないように注意すべきことは一体どのようなことなのでしょうか。5つのポイントをお話していきます。

1.肌を清潔に保ち、こまめに保湿する

保湿成分で潤う肌

アトピーの人は肌のバリア機能が弱まっている状態です。アトピーでなくても妊娠中は肌が特に敏感な状態ですので、なるべく肌を清潔に保つようにしましょう。ゴシゴシと洗ったりするのではなく、優しく肌を洗う事が大切です。また、肌を保湿しバリア機能を高めるようにしましょう。

2.紫外線対策をしよう

紫外線は肌のバリア機能の弱まっているアトピーの方には大敵です。紫外線によって更にバリア機能が弱まることがあるからです。
外出の際には日焼け止めなどで、紫外線対策を怠らないようにしましょう。

3.食生活に気を付ける

妊娠中はつわりなどの影響で、食生活が偏りがちになります。食生活でアトピーが悪化するケースも多くありますので、注意するようにしましょう。

4.部屋はこまめに掃除する

アトピーの方は少しの刺激にも敏感な状態です。ハウスダスト、ダニなどの外的要因が刺激になり、アトピーが悪化する事もあります。普段生活している部屋は出来るだけ清潔を保つようにしましょう。

5.ストレスを溜めない

妊娠中も仕事をしていたりする方や体の変化によりストレスがどうしても溜まりがちになってしまいます。ストレスもアトピー悪化の要因になりますので、ストレスを上手に軽減するように工夫しましょう。

妊娠中の飲み薬・ステロイド使用について

サプリメント

アトピーの方で普段飲み薬や塗り薬を使用している方で、妊娠中の薬の服用は気になるところでしょう。
妊娠中の飲み薬についてお話すると、内用薬(飲み薬)に関しては、妊娠中にも服用できるものがあります。外用薬(塗り薬)に関してもステロイド剤を塗布することもあります。

基本的にはステロイドも妊娠中の使用は問題ないとされています。出来れば薬を使いたくない方も多いかもしれませんが、かゆみなどがストレスになると、逆に胎児に影響を及ぼすこともありますので、我慢せずにかかりつけ医や皮膚科医に妊娠中であることを伝えて、相談するようにしましょう。

妊娠中の脱ステロイドについて

妊娠中に気になるのはステロイド剤による治療でしょう。ステロイドは「強い薬」というイメージの強い方も多いと思います。基本的にはステロイド剤での治療あは妊娠中でも問題ないとされています。

内用薬は1日20mgまでの内服、外用薬は問題ないという定義ですが、全ての妊婦さんにおいての安全性は確立されていません。
しかし、勝手にアトピー治療中の方で脱ステロイド(ステロイド剤の治療を中止する方もいますが、勝手な判断での薬の中止はかえって症状を悪化させる事もあります。
また症状の悪化によって、ストレスを感じ、逆に胎児に影響を及ぼすことも考えられます。ステロイド剤は母体の体調によって、使用できるできないがありますが、自己判断で中止せず、医師に相談するようにしましょう。

妊娠中の食事・栄養について

栄養バランスのいい食事

妊娠中はつわりや体調不良によっても、食事が摂れなかったり偏ったりすることが良くあります。アトピーにとって栄養がきちんと摂れない事は、症状の悪化に繋がることもあります。
食事や栄養に関して、妊娠中に気を付けたい事について、お話していきましょう。

なるべく動物性たんぱく質を控えて、野菜や魚中心の生活を心がけるようにしましょう。アレルギー体質の原因となる食生活に関してはまだまだ研究途中ですが、近年動物性たんぱく質を多く摂取することから、アレルギーを発症しやすくなったのではという見解もあります。またミネラル、ビタミン、亜鉛が不足するとアレルギーが悪化しやすいとされています。野菜などに多く含まれていることが多いので、できれば積極的に摂取したいですね。

動物性たんぱく質が少なめ、野菜中心といえば「和食」です。日本人の文化である和食は栄養価が高く、低カロリーのものも多いです。
妊娠中のアレルギー体質だけでなく、体重管理にも良いですので、できれば和食中心の食事に切り替えてみてはいかがでしょうか。

参考記事:アトピーと食事の関係ー食べていいもの悪いものー

 

妊娠中のアトピー症状の予防・対策

腸内環境を整える意味を案内する女性

妊娠中のアトピー症状を悪化させないためにも予防・対策は必要になります。ここでアトピー症状の予防と対策を見ていきましょう。

妊娠中のアトピーの予防・対策に良いとされているのが、「乳酸菌」です。
乳酸菌はヨーグルトなどに含まれる菌ですが、アレルギー発症のリスクのある妊婦さんが妊娠中に乳酸菌を摂取したところ、アトピーの発症のリスクが低くなったという研究結果もあります。

またアレルギーと腸内環境は密接に関係しているということもわかっており、赤ちゃんが狭い産道を通過して生まれてくる際に、母親の腸内細菌を受け継ぐとされています。

出来るだけ腸内環境を整えておくことが、妊婦さんにも赤ちゃんにもアトピー対策には良いので、積極的に乳酸菌を摂取しておきたいですね。
乳酸菌はヨーグルト、飲料、サプリメントなどでも摂取が可能ですが、摂りすぎるのもお腹が緩くなったりと、体調を崩すことにもなり兼ねませんので、体調の変化などを感じた際には、医師に相談するようにしましょう。

 

参考記事:なぜアトピーの改善に乳酸菌が一役買うのか?

妊娠中はストレスのない生活を

妊娠中はただでさえデリケートになりがちですが、アトピーによって肌の乾燥、かゆみ、時には湿疹が出たりと、ひどくなるケースも多くあります。
薬の使用は出来るだけ避けたいところですが、症状の悪化がストレスになり、胎児に影響を及ぼすとも限りません。医師と相談し、正しく薬を使用するようにし、普段の生活を見直したりして、妊娠中のアトピー症状が悪化しないように工夫するようにしましょう。

妊娠中のストレスは胎児にもよくないので、なるべくリフレッシュをするように心がけ、ストレスのない生活を送るように心がけましょう。

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