アトピー向け化粧品とは?
アトピーでは、過剰に免疫反応がおきるため、皮膚の状態もいろいろな物に敏感に反応しやすくなっていますので、今までと同じ感覚で化粧品を使うと、大きな失敗につながる可能性があります。
アトピーでは全く今までとは肌の状態が違うと思って、化粧品を選ぶにも細心の注意が必要です。基本は天然成分を多く、合成成分を少なくするということと、迷ったら専用石けんを使用すること、さらに時間があれば、専門医に相談して医療用のものを利用するということです。
でも、最初から治療用のものは使いたくないですし、なるべく、使いたいと思う化粧品を使いたいですね。アトピーでの基本的化粧品選びについてまとめてみましたので、参考にしてください。
アトピー向け化粧品選びのポイント
アトピーでは皮膚が通常よりも薄くなって、敏感になっていますから、今まで使っていた化粧品で大丈夫とはいいきれません。
化粧をした場所に変化がなければ問題ありませんが、何か以前と比べて違うということがあれば、化粧品を変えることも必要です。アトピーになって今までの化粧品を変えたいと思う場合に、いくつかのポイントがあります。
<ポイント1:肌への刺激>
アトピーの肌はとにかく敏感になっていますので自分の肌に合っているかどうかが一番大切なポイントです。
一番刺激が強いのは、人工的な成分や界面活性剤、広陵、色素、防腐剤などです。なるべく、天然の成分を含む化粧品を選ぶことが無難ですので、成分票を調べたり、店頭の店員に相談してみましょう。
<ポイント2:バリア機能成分>
アトピーの肌は薄く弱くなっていますので、肌のバリア機能を高める成分、例えば、セラミドやヒアルロン酸などを配合しているものをなるべく選ぶとよいでしょう。
<ポイント3:パッチテスト>
購入したいと思う化粧品が自分の肌に合うかどうかを調べるために、パッチテストをすると確実です。
店頭で試しに購入したい化粧品をシールに塗ってもらい、1日程度肌に貼っておくのです。
お風呂上りに貼って、翌日のお風呂前に確認するのがよいでしょう。なるべく目立たない場所で、出来ればアトピーの場所に貼るとより反応が正確にでますからいいでしょう。化粧品がふれている部分が赤くなっていたり、かぶれていたりしていないかどうか確認します。特に何の変化もなければ問題なく利用できるでしょう。
パッチテストで問題なければ、基本的に色や香料などを変えた製品でも問題がないはずですが、実際に購入したものでしばらく様子を見て問題がないかどうか確認しましょう。
化粧品選びの課題
化粧品を選ぶときは、やはり成分に何が使われているかを見ることが大切ですね。
でも、成分にも最近は合成成分など多く配合されていますので、個別に入っている成分が皮膚にどのような作用をするのかどうかを調べてもなかなか判らないことが多くなっています。
化粧品が自分に合っているのかどうかを判断するために、成分表から判断するには、かなり化粧品の成分に詳しくなる必要があります。そんな時には、もっと簡単に化粧品選びの基準を持っておくと選ぶのが楽になります。
<ポイント1:天然成分配合>
商品のパッケージの後ろに書いてある成分表では、多い成分から記載されていますから、天然成分をなるべく多く含むものが無難です。合成成分は天然にないものですから、皮膚への影響が一般的に強いものが含まれます。
また、よくあるのが、商品名で選ぶ方法です。
でも、商品名と含まれる成分は全く異なりますので、製品名に”天然“とか”自然“とか書かれていても、合成成分が含まれていないという意味ではありませんし、天然成分がわずかしか含まれていないこともあります。しっかり、成分表を確認することが大切です。
<ポイント2:お湯で落ちる>
化粧品は、付けている時に受けるダメージと化粧落としするときに受けるダメージがあります。天然成分などは、水やお湯で落ちるのですが、人工成分には、クレンジングオイルなどに溶かさないと落ちない成分があります。
クレンジングなどの薬品を使うと、皮膚にダメージが入るのです。ですから、お湯で化粧品が落ちるにこしたことはありませんから、化粧品はお湯で落とせる事が肌にとっては一番いいのです。
<ポイント3:肌荒れには使用を中止>
肌は、チョットしたことで荒れてしまったり、状態が悪化することがあります。お化粧することも大切ですが、肌があれると、お化粧することがだんだんできなくなってしまいます。ですから、少しでも肌が荒れてきたと思ったら、まずは、お化粧を中止することが賢明です。
特に、アトピーでは皮膚の調子が急に悪化したりすることがありますし、冬場や夏場では皮膚の状態もかわってきますので、皮膚の状態に合わせてお化粧をすることが大切なのです。
アトピー肌の方のための化粧水のランキングはこちらからご覧いただけます。ぜひ参考にしてみてください。